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ある日、まさかの空き巣被害に遭いました。
コツコツ貯めてきた現金、約20万円が盗まれました。
「お金って、結局なんのためにあるんだろう?」
「お金がなくても、幸せになれる方法ってあるのかな?」
そんな思いから手に取ったのが、樺沢紫苑先生の『THE THREE HAPPINESS 精神科医が見つけた3つの幸福』 です。
結論から言うと――
幸せとは「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」、この3つの脳内物質をどう扱うかにかかっています。
この記事では、特に私に足りなかった**「オキシトシン的幸福」と「ドーパミン的幸福」**に焦点を当てて、実際に感じた気づきと行動の変化を紹介します。
本の概要

著者紹介
著者は精神科医であり、数々のベストセラーを持つ樺沢紫苑先生。
代表作には『アウトプット大全』『ストレスフリー超大全』『メンタルブレイン強化大全』などがあります。
どの本も「科学的根拠に基づく実践法」が分かりやすくまとめられており、本作もその一冊です。
本書の構成
- はじめに:幸せとはなにか?
- 第1章:幸福とは、「脳内物質」だった!
- 第2章:3つの幸福のイメージを固める
- 第3章:幸せの4つの性質を知っておく
- 第4章:セロトニン的幸福を手に入れる7つの方法
- 第5章:オキシトシン的幸福を手に入れる7つの方法
- 第6章:ドーパミン的幸福を手に入れる7つの方法
- 第7章:人生が変わる「お金」「遊び」「食」の習慣
- 最後に:幸福なあなた、幸福な世の中
私は今回、**「お金がなくても幸せになれる方法」**を知りたかったので、第5章~第7章を中心に読みました。
心に刺さったポイント

オキシトシン的幸福とは?
オキシトシン的幸福とは、「人とのつながり」で感じる幸福のこと。
私はこれが圧倒的に不足していると感じました。
これまで、人付き合いが少なく、
「一人でコツコツ努力することが大事」だと思ってきました。
でも、お金を失って気づいたんです。
「つながり」こそが心を満たすエネルギーなんだと。
オキシトシンは人と関わることで分泌される脳内物質。
友人や家族、仲間との時間、
そして「ありがとう」や「親切な行動」もそのスイッチになります。
- 1日に3回、誰かに親切にする
- 1日の終わりに「親切日記」を書く
- 「ありがとう」を口に出して伝える
たったこれだけで、幸福感がグッと高まるそうです。
実際、久しぶりに地元の友達と10年ぶりに再会したとき、
心の底から「楽しい」と感じました。
これがまさに、オキシトシン的幸福だったのかもしれません。
ドーパミン的幸福とは?
ドーパミンは、「ワクワク」や「達成感」を感じたときに出る物質。
欲しいものを手に入れたり、新しい挑戦をしたときに分泌されます。
ただし、この幸福は**慣れやすい(逓減する)**のが特徴。
最初のうちは感動しても、時間が経つと慣れてしまう――
恋愛でも、最初の3ヶ月が一番ドキドキするのと同じですね。
でも、挑戦すること自体に意味があると樺沢先生は言います。
私は最近、速読に挑戦しました。
2時間で1冊を読み切ったとき、「できた!」という感覚がありました。
これもドーパミン的幸福。
**「ちょいムズな挑戦」**が、脳を活性化させてくれるのです。
お金の使い方について
空き巣でお金を失ったからこそ、
改めて「お金の使い方」を真剣に考えました。
樺沢先生の結論は明快です。
「お金は自己成長と経験に使うべき」
自己成長に投資する
本を買う、学びに課金する、スキルを磨く。
これは消えない資産になります。
経験にお金を使う
家族旅行や初めての体験。
モノと違って、記憶や感情としてずっと残ります。
自分を豊かにするモノに使う
流行りや見栄のためではなく、
**「時間や健康を生み出すもの」**に使う。
私の場合はAIツールや低温調理器など、
生活の質を上げる投資がそれにあたります。
そしてもう一つ印象的だったのが、
**「お金を目的にしない」**という考え方。
年収800万円を超えると、幸福度は頭打ちになるという研究もあるそうです。
だからこそ、稼ぐ先に「人とのつながり」や「挑戦」を置くことが大切なんですね。
読んで変わったこと

本書を読んで、私の中で確実に変化がありました。
- 人とのつながりを大切にするようになった
- 小さな挑戦を続けるようになった
- お金を「自己投資」と「経験」に使うようになった
特に、「自分から行動する」ことの大切さを学びました。
友人に連絡する、イベントに顔を出す、自分から動けば、幸福のチャンスは広がっていく。
そして挑戦も同じ。
論文を読んでブログにまとめたり、速読を練習したり、アウトプットを通して誰かの役に立てるなら、それも幸福の一つだと思えます。
こんな人におすすめ

- 今の生活がつらいと感じる人
- 心や身体がしんどい人
- 家の中で閉じこもりがちな人
どんな人でも読めば、「幸せは特別なものじゃない」と気づけるはず。
特にしんどい時こそ、この本は心をそっと支えてくれる一冊です。
まとめ
空き巣に入られ、お金を失った私が気づいたのは、**「幸せはお金では買えない」**というシンプルな真実でした。
幸せは、セロトニン・オキシトシン・ドーパミンという脳内物質がつくり出す「感情の状態」。
そして、それを増やす行動は意外と身近にあります。
- 感謝する
- 親切にする
- ちょっと難しいことに挑戦する
科学的に裏づけされた「幸せのレシピ」を知ることで、少しずつ前向きに生きられるようになりました。
まずは、あなたもこの本を手に取ってみてください。
きっと、今日から少し幸せを感じられるはずです。