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「もっと集中力がほしい」
「すぐ感情的になってしまう」
「心を落ち着かせたいのに、頭の中がいつもざわざわしている」
こんな悩み、ありませんか?
私もずっとそうでした。
マインドフルネスや瞑想なんて、なんだか敷居が高くて、忙しい毎日には無縁のものだと思っていたんです。
でも、この本と出会って考えが変わりました。マインドフルネスは、忙しい毎日を平穏に過ごすための、誰でもできる実践的な方法だったんです。
管理人について
理学療法士として17年目。
運動と読書を5年以上継続していて、読んだ本のアウトプットを中心に活動しています。
今回は、『頭を「からっぽ」にするレッスン』という本の書評をお届けします。
この記事でのメリット
- マインドフルネスや瞑想を生活の中に取り入れるヒント
- 自分の感情をコントロールする方法
- たった10分で始められる実践的なテクニック
**結論を先に伝えると、**無理に心を鎮めようとせず、ただ観察すること。
そして1日10分だけでいいから瞑想する時間を作ること。
ショート動画を見る時間があるなら、その10分を瞑想に使ってみませんか?
この本を読もうと思った理由

私がこの本を手に取ったのは、次のような悩みがあったからです。
- 集中力がもっと欲しい
- パソコン作業や読書中に雑念が入ってしまう
- できれば短い時間で集中力を高める方法が知りたい
集中できれば読書も頭に入るし、パソコンでのアウトプットも捗るはず。
でも実際は1時間くらいすると集中力が切れてしまうし、持続時間もまちまち。
かといって、集中力を高めるための訓練施設に通うとか、そういうのは正直めんどくさい。
できるなら手軽に、短時間で集中力を高められる方法が知りたかったんです。
そんな時、この本が「10分間マインドフルネス」を提案していることを知りました。
10分なら自分でも時間が作れるし、これなら継続できそう!と思ったのがきっかけでした。
本の概要

著者について
著者はアンディ・プディコム。イギリス保健医療委員会公認の臨床瞑想コンサルタントで、元仏僧という異色の経歴の持ち主です。
本書は、ビル・ゲイツが2018年に続き、2020年にも「読んでおくべき1冊」として推薦したことで話題になりました。
世界各国で刊行されベスト&ロングセラーとなっています。
本書の構成
- 第1章:まずは「からっぽ」を知るために
- 第2章:10分間瞑想をはじめる前に
- 第3章:10分間瞑想をはじめてみましょう
- 第4章:「10分間瞑想」を日常にするためのヒント
- 第5章:マインドフルネスの極意
- 第6章:日々をマインドフルネスに過ごすために
- 第7章:マインドフルネスのキーワード
- 第8章:マインドフルネスで人生を好転させた体験談
個人的には、集中力を高めるという明確な目的があったので、実際の方法を中心に読み進めました。
また、瞑想を行うといろんな考えが頭の中に浮かんでくるのですが、それにどう向き合えばいいのかも学べました。
気になる方は、ぜひ本書を手にとってみてください。
心に刺さった3つのポイント

本書を読んで特に印象に残ったのは、次の3点です。
- 無理に考えないようにしなくていい
- 椅子に座って10分からでOK
- 運動をしていてもマインドフルネス
これらは生活の中に取り入れやすいと思い、すぐに実践してみることにしました。
1. 無理に考えないようにしなくていい
瞑想を少しやってみましたが、めちゃくちゃいろんなことが浮かんできます。
「まったく頭がからっぽになんてできない」 「どうしたら心を鎮められるのか」
あまりにも頭にいろんなことが浮かぶので、「これでは瞑想になっていないのでは?」とさえ思いました。
でも、本書では無理に考えないようにしたり、抵抗する必要はないと言っています。
つまり、ただ思考を観察するだけでいい。空の上を流れる雲のように眺めればいいのだと。
私は「考えないように、考えないように」と必死になっていたように思います。
でも、考えは勝手に浮かんでくるもの。だから抵抗などせず、その思考をただ眺めてみる。
この言葉を知って、とても楽になりました。
2. 椅子に座って10分からでOK
瞑想と聞くと、坐禅を組んで...というイメージがありますよね。でも、この瞑想はめちゃくちゃシンプルです。
座りやすい椅子に腰掛けて行うだけ。ただし、ソファーなどは向かないので、普通の椅子がおすすめとのこと。
大まかな流れ
開始前:
- タイマーを10分セットする
- 邪魔が入らない環境にする
開始:
- 姿勢を正し、大きく深呼吸
- 体を上から下までスキャンする
- 1で吸って2で吐く呼吸を、時間の限り続ける
終了:
- 集中するのをやめて20秒ほど心を自由にする
詳しいやり方は本書に譲りますが、大体の流れはこんな感じです。
私は朝起きたら、歯を磨いて、トイレに行って、水を一杯飲んだら瞑想を実践しています。

仕事もあるし、家事もある。なかなか時間は作れないという人にも、これなら取り入れやすい方法だよね。
1日の中で何もしない10分間は、このときだけかもしれません。だからこそ、価値のある瞑想の時間なんです。
何も考えず、何もしない時間は、現代人にはめちゃくちゃ貴重だと感じます。
正直、あまり感情的にならなくなりました。これが瞑想のおかげなのかはわからないけれど、怒らずに穏やかに過ごせています。
3. 運動をしていてもマインドフルネス

瞑想やマインドフルネスって、静かに座ってやるイメージがありますよね。
でも本書では、日常の動作すべてにマインドフルネスを実践できるとあります。
私はランニングと筋トレを習慣にしているのですが、そこに集中するだけでマインドフルネスになるらしいんです。
たしかに、ランニング中に違うことを考えることもありますが、ランニングそのものに意識を向けたり、足の感覚に集中したり、周りの景色をじっくり見たりすることはマインドフルネスですよね。
筋トレも同じです。どこの筋肉を使っているか。今日はこの動作が重く感じるな、など、自分の体に意識を集中させることはマインドフルネス。
そして、これが集中力を鍛える正体なんだと気づきました。
現代人は、タイパ(タイムパフォーマンス)を意識するあまり、何かをやっているときに次に行うことをすでに考えている。つまり、今やっていることに集中していないんです。
私もそうでした。
走りながら「帰ったら何しようか?」とか、読書しながら「明日は何時までにこれをやらなくては」とか考えている。
私の場合は、読書やパソコンでのブログ作業中の集中力を高めたいので、10分間瞑想と運動中のマインドフルネスはめちゃくちゃ良い訓練になる予感しかありません。
そして、メンタルが安定すればなお最高です。
読んで変わったこと

本書を読んで変わった点は、ランニングや筋トレのときに体の部位に集中するようになったこと。そして、実際に作業中の集中力が向上したことです。
今までは、作業中も気が散ることが多かった。注意散漫で、あまりにも集中力がなさすぎて「少し注意の障害があるのでは?」と思うくらいでした。
でも、それはただ集中することに慣れていなかっただけ。訓練していなかっただけだとわかりました。
日頃から瞑想と、運動中に体に集中することを意識的に取り入れたことで、作業効率は少しずつですが向上したように思います。
また、集中力が切れたら5分くらい瞑想するだけでも、かなりすっきりして作業を再開できるようになったのは新しい発見でした。
こんな人におすすめ
本書がおすすめなのは、私のような人です。
- 集中力がない人
- 毎日が忙しいと感じている人
- 感情的になりやすい人
本書のタイトルにもありますが、「10分間瞑想」というところがミソです。どんなに忙しい人でも、10分は取れるでしょう。
それで少しずつ心の静けさを取り戻せるなら、安い自己投資だと思います。
毎日SNSを見る方なんかは、マジで取り入れたほうがいい。
SNSを見るより、よっぽど人生が変わります。そして、自分のためになります。
まとめ

今回は『頭を「からっぽ」にするレッスン 10分間瞑想でマインドフルネスに生きる』を、私なりの視点で解説・紹介しました。
「瞑想なんて修行僧がやるものだ」と思っている人も多いでしょう。
でも、情報が錯綜する今の世の中だからこそ、スマホを置いて心や頭をからっぽにする時間が必要なんです。からっぽの状態じゃないと、覚えたいものも入ってきませんからね。
全くお金もかからずに、心や身体の健康が手に入るなんて、やらない手はないでしょう。
もし詳しい方法が知りたいのなら、ぜひ本書を手にとってみてください。日常に取り入れる方法も丁寧に解説されているので、自分に合った瞑想の仕方がきっと見つかるはずです。
あなたも今日から、10分間だけ、心をからっぽにする時間を作ってみませんか?