40代からの読書

自由に働く時代とは?『フリーエージェント社会の到来』レビュー&感想

※本記事はPRリンクが含まれています。

  • 会社に縛られる生活は嫌だ。
  • 上司に指示されるのがストレス
  • 毎日つまらない仕事をするのが辛い


私もこんな気持ちで仕事をしています。

今回読了したのはダニエル・ピンクさんの「フリーエージェント社会の到来」です。

会社に縛られずに働きたい方は必見の内容です。

管理人ついて

私は17年目の理学療法士で、糖尿病療養指導士の資格も保持しています。

運動・朝活・読書を5年以上継続しています。

本や論文で得た知識を生活に活かし、自分の体の変化について発信しています。


この記事では、わたしがフリーエージェントとして働くために必要だと感じた点と、行動に移せそうな内容に絞ってまとめています。

この記事を読むことで、

メリット

  • 会社に縛られない人の行動がわかる
  • フリーに重要な人脈がわかる
  • 副業本来のあり方がわかる


結論を最初に伝えると、ビジネスを小さく始め、仕事を好きになる条件を満たし、人脈を浅く広く広げていくことが重要です。

会社勤めの人は、なかなか満たせていない点も多いと思いますので、気になる方は続きをどうぞ。

「フリーエージェント社会の到来」を読もうと思った背景

わたしが本書「フリーエージェント社会の到来」を読もうと思ったのは、正直今の仕事に縛られたくはないことと、フリーでもやっていくきっかけを探しているからでした。

現在は副業も適度に行っていますが、自由になるほどの収入は得られていません。

副業をもっと成長させたいし、本業にも心の余裕をもって望みたいと感じているので、そのヒントが本書にはあるのではないかと手に取りました。

実際に読み進めると、今の自分に足りない点が見つかりましたし、どうしても避けてしまう苦手なことなどが本書に書かれています。

やはりフリーで働く人と会社勤めの人だと考え方も違うので勉強になりましたね。

本の概要:著者・全体の構成(章立て)紹介

  • 著者:ダニエル・ピンクさん
  • ノースウェスタン大学卒業、イェール大学ロースクール修了。
  • アメリカ上院議員の経済政策担当補佐官を務めたあと、クリントン政権下でロバート・ライシュ労働長官の補佐官兼スピーチライター、ゴア大統領のスピーチライター。
  • フリーエージェント宣言後は様々なメディアに、ビジネス・経済・社会・テクノロジーに関する記事や論文を執筆。

ベストセラーは

  • ハイ・コンセプト
  • モチベーション3.0
  • 人を動かす、新たな3原則

本書の構成

第1部:フリーエージェント時代が幕を開けた

第2部:働き方の新たな新常識とは?

第3部:組織に縛られない生き方もできる

第4部:フリーエージェントを妨げる制度や習慣は変わるのか

第5部:未来の社会はこう変わる

以上、こんな感じの章の構成になってます。

舞台はアメリカなので、アメリカでの話が中心ですがフリーで働く人はどんな感じでスタートしたのか、なぜフリーで働くことを選んだのかなどが、インタビュー結果からわかります。

ダニエル・ピンクさんが全米を飛び回り取材した内容が盛り込まれていますし、フリーエージェントに共通していることなどをまとめてくれていますので、とても参考になる内容です。

心に刺さったポイント 印象的な言葉・具体的な気づき

わたしが頭に残っているのは、

  1. 仕事はお金を目的にすると不幸になり、成長を目的にすると良い
  2. 仕事を好きになるには「自律性」「難しい課題に挑戦」「学べる」この3つの条件
  3. タテではなくヨコの関係を作る。つまり人脈


以上の3点は個人的には参考になりましたし、自分には足りない点だと感じました。

そのままの引用ではなく、自分の言葉に変えていますが、こんな感じのニュアンスで本書も書かれています。

仕事はお金を目的にすると不幸になり、成長を目的にすると良い

正直、わたしは仕事にはお金だけを求めていました

確かに本業にはやりがいもあるんですよね。でもやっぱりお金がほしい。

副業も始めていますが、本業での稼ぎが少ないので少しでも足しにならないかと始めたのがきっかけです。

副業ではめちゃくちゃお金に執着していました。まじで簡単に稼げるんじゃないの?と甘い気持ちでした。

副業ではお金を稼ぐためだけにやっているので、継続がものすごくきつい

正直何度も挫折していますし、ほとんど稼げないのでやる意味がないと思った時期もあります。

今もほとんど稼げないので副業を呼んで良いのかもわかりません。

でも本書では、「成長を目的にする」と書いてあります。

成長していないものがお金を稼ぐことは難しい。

成長したからこそお金をもらえるようなコンテンツを作成することが出来るし、順序が逆だと気づきました。

もう40代だから諦めそうにもなります。

しかし、今の自分よりも少しでも成長したいと思いますし、20代は特にムダな時間を過ごしてしまったので取り戻さねば。

そんな気持ちでやってます。

お金を求めると、小手先のテクニックやSNSなどのAIでらくして稼げる方法などに誘惑されます(笑)

成長を求めるのであればあれは詐欺だと気づくんですよね。これからコツコツ頑張るのみです。

仕事を好きになるには「自律性」「難しい課題に挑戦」「学べる」この3つの条件

仕事は好きにならなきゃいかんな~と思うわけです。

特に副業は継続が命なので、稼げなくてもホント好きでやってるよ!なんなら趣味だよ!的なレベルで出来ると良いんですよね。

このレベルになるのに大事なのが、先の3要素です。

  1. 自律性
  2. 難しい課題に挑戦
  3. 学べる


この3つですね。

自律性とは、自分ですべてが決められること、自由があることって感じです。

本業だと、何時から何時まで会議とか、この時間は患者のリハビリとかすべて決まってます。

決められた仕事をするだけなので自律性はありません。

自律性の高い仕事は自分で何時から何をやるのか?何時で終わりなのか?すべて自分で決められることをいいます。

とても自由度が高い。そんな仕事を選べると仕事を好きになると言えます。

青葉
青葉

確かに上司に指示されて動くより、すべて自分でコントロールできるのは嬉しい。


わたしならブログが自律性の高い副業です。

タテではなくヨコの関係を作る。つまり人脈

会社ではタテの繋がりが多いですよね。

上司から指示されてその通り働く、それを更に自分の部下に伝える感じ。

でもフリーエージェントは基本一人で働くのでタテの繋がりがありません。

そして、実は孤独だとも本書には書かれています。

だからこそヨコの繋がりが大事。

ヨコのつながりってどんな繋がりなの?友達とか?

ぎもんさん
ぎもんさん


ヨコの繋がりは同じフリーエージェント仲間で情報を共有したり、一緒に仕事するような仲間です。

また一緒にカフェでお茶したりと自由な関係。

決してお互いを縛ったりするような関係ではありません。

そして、フリーエージェント同士が集まるコミュニティーみたいなものも多いと書かれています。

このヨコの繋がりは、仕事を紹介してもらったり、逆に仕事を紹介するなどギブ・アンド・テイクの関係に近いかもしれません。

このヨコの繋がりを副業にも転用できるのではないかと感じます。

わたしもブログやっていると仲間はいないし、正直孤独な感じでやってます。

でもヨコの繋がりが作れれば、ブログ繋がりで仕事が増えるかもしれないし、わたしが紹介することも出来るかもしれない。

つまりは、仕事関連の人脈だけではなく、趣味の世界でもいいし、自分が学びたい分野のセミナーで繋がりを作ってもいいし、とにかく広げようと言うこと。

そして、重要なのが深い関係よりも浅い関係の方が仕事に繋がったというフリーの人が多かったこと。

わたし個人は、人脈を増やすとか、たくさん話しかけるのとかは苦手だし人見知りです。

ですが浅く広い人脈が仕事とかチャンスに繋がるなら、いろんな集まりに参加してみようと考えています。

まずは読書会に応募してみました。

以上が本書を読んでの一番の気づきです。

読んでよかった?変化はあった? 行動・思考がどう変わったか

本書を読んで変わった点は、

  1. 副業はお金ではなく成長の場と捉える
  2. 副業を好きになり続ける
  3. 今まで知り合ったことのない人と関わる場に足を運ぶ。


以上が、変化した点です。

成長の場・副業を好きになる

今まで副業のブログは全く稼げてないので、どうしたら稼げるかお金の事ばかり考えていました。

だって少しでも楽したいし。

ですが、お金のことは一切考えるのをやめて、自分の成長の場として使っています。

そしたら気持ちが楽になるんですよね。

今までは書きたくもない商品を紹介したり、わざわざ取り寄せてレビューしたり。

それでも稼げないんだからマジでつまらない。

しかし、今は自分が読んで学んだ本を紹介したり、どうしたら生活に活かせるかをブログにまとめるので成長に繋がりそうです。

以前の読んで終わりの読書とは違うので、書いた内容は結構記憶にも残っています。

こんな感じでブログを続けるなら副業を好きになれるし続けられそうです。

まあ稼げるかはまた別の話になりますが(笑)

新しい場所に足を運ぶ

今回決めたのは、今住んでいる地域の読書会に参加することです。

まだ参加できてはいませんが、メンバー登録したので開催されたら見学に行こうと思っています。

そして、いずれは自分の読んだ本をみんなの前で紹介できたらと考えています。

また本業の方では、糖尿病サマーキャンプというイベントのボランティアスタッフとして参加したり、県理学療法士会の糖尿病関連の委員にも参加させていただくことになりました。

2~3人程度ですが、知り合いもできましたしヨコの繋がり作れているように思います。

とにかくやったことのない新しい場所に自分の身を投じることを意識して行動する。

本書を読んで少しは変化出来た点だと感じています。

こんな人におすすめ

本書がおすすめなのは、

  • 上司に指示されてストレスがある人
  • 会社勤めに疲れている人
  • すでに自営業などでフリーで働いている人


以上の方にはおすすめです。

わたしは尊敬できない上司のもとで働くのが嫌なタイプです。

尊敬できるならその方のために力になりたいと思えますが、現在の上司は全く尊敬できないのでストレスなんですよね。

だから副業ではタテの繋がりに縛られない働き方をしたいと思いますし、できるだけ成長に繋がることをしたいと考えています。

今の社会人は一部を除いてみんな疲弊していると思います。

アメリカ社会は日本よりもフリーで働いている人の割合が多いし、すでに2000年以前からフリーになる動きがあると書かれています。

現在自分が置かれている立場が辛く苦しいなら、まずは本書を読んでみて良いかもしれません。

まとめ:フリーエージェント社会の到来:レビュー&感想

いかがでしたか?

今回はダニエル・ピンクさんが書かれた「フリーエージェント社会の到来」について私の感じたことを書いてみました。

正直、わたしは会社勤めの人間なのでフリーで働くイメージができません。

「元手がないとフリーで働くなんて無理でしょ!」と考えている人間です。

でも本書を読んで、会社に勤めながらでも出来ることはあるんだな~と学びました。

  • とにかく小さく副業を始める
  • 成長を報酬にする
  • 人脈を広げる


以上は良い学びでした。

本業は生活のためにやっている仕事なので、副業は自分の成長のための仕事としてやっていきたいと思います。

私と同じように本業だけではきついと感じている40代は多いはず。

小さくてもいいのでなにかはじめてみませんか?? 本書はきっと力になってくれる一冊だと思います。

是非気になったら手にとってみてください。

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