※本記事にはPRリンクが含まれています。
「もっと端的に伝えられたら…」
「右脳と左脳に働きかけるって、具体的にどういうこと?」
「会議でうまく伝わる話し方が知りたい!」
こんな疑問を持ったこと、一度はありますよね。
今回読んだ本は、伊藤羊一さんの『1分で話せ』です。実は再読になります。
管理人について
私は17年目の理学療法士で、読書や運動を5年以上継続しています。
読書で学んだことや論文の内容をブログでまとめています。
今回は『1分で話せ』の中でも特に伝わりやすい方法だけに絞って解説していきます。
この記事を読むとわかること
- 伝え方の「型」がわかる
- 右脳への働きかけ方がわかる
- プレゼン上手になる方法がわかる
結論を先に伝えると、「結論→根拠→例え」の順に伝えるということです。
このあと、わかりやすく解説していきますね。
なぜこの本を読もうと思ったのか
私が本書『1分で話せ』を読もうと思ったのは、自分の説明が長くなりがちだという悩みがあったからです。
ブログでも伝わりやすい表現ができるようになりたいと思っていました。
また、仕事でも端的に伝えられることは必須スキル。
会議や患者さんへの説明など、あらゆる場面で使える力だと感じていたんです。
本の概要

著者:伊藤羊一氏について
- ヤフー株式会社コーポレートエバンジェリスト
- Yahooアカデミア学長
- 株式会社ウェイウェイ代表取締役
- 東京大学経済学部卒
その他、多数の肩書きを持つ実業家・教育者です。
著書には以下のようなものがあります。
- 『0秒で動け「わかっているけど動けない」人のための』
- 『1行書くだけ日記』
- 『やりたいことなんてなくていい』
本書の構成
- はじめに:私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった。
- 序章:そもそも「伝える」ために考えておくべきこと
- 第1章:「伝える」ための基本事項
- 第2章:1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る
- 第3章:相手を迷子にさせないために「スッキリ・カンタン」でいこう
- 第4章:1分でその気になってもらう―右脳を刺激してイメージを想像させよう
- 第5章:1分で動いてもらう
- 第6章:「伝え方」のパターンを知っておこう
- 第7章:実践編
個人的には、以前からPREP法のような型が伝わりやすいと感じていました。
本書を読むと、ほぼPREP法と同じ型で構成されていることがわかります。
ただ、本書の独自性は右脳を刺激する点にあります。今回はその点に焦点を当てて読み進めました。
気になる方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
心に刺さったポイント

私の頭に強く残っているのは、次の2点です。
ポイント
- 結論→根拠→例えのフレームワーク
- 右脳を刺激する
以下、詳しく見ていきましょう。
結論→根拠→例えのフレームワーク
この順番に論理を展開していくことで、伝わりやすい文章や話し方になります。PREP法とほぼ同じ論理展開ですね。
例えば、こんな具合です。
結論:私はビールが好きだから、今日も飲む。
根拠:ビールは仕事の疲れを吹っ飛ばしてくれる。ほどよい苦みと喉ごしは、どの飲み物よりも最高だからだ。
例え:仕事で疲れて帰ってきて、熱い風呂から上がった後のキンキンに冷えたビール。あの瞬間は、心も身体もリフレッシュさせてくれる。
こんな風に「結論、根拠、例え」を使いながら説明すると、わかりやすいし、どれだけ好きなのかも相手に伝わりやすくなります。
ムダにダラダラと理由を述べることもなくなるから、相手も理解しやすいんです。
以前からこのフレームワークは知っていましたが、改めて「わかりやすいし、ムダに考えないで当てはめるだけだから簡単!」と感じました。
職場で上司に伝えるときなどにも有効で、汎用性が高いですね。
右脳を刺激する
右脳を刺激するとは、具体的にどうしたらできるのか?
答えは、イメージを膨らませることです。
先ほどのフレームワークでいうと、例えの部分がイメージを膨らませるところにあたります。
ビールが好きなのを伝えるには、こんな風に描写します。
仕事でクタクタ、熱いお風呂で汗を流し、キンキンに冷えたビールを一気に喉に流し込む!
この場面を想像させるだけで、かなり飲みたくなるはずです。
何となく、この文章で「うまそうだ!」と感じませんでしたか?
つまり、論理で左脳を納得させて、右脳でイメージしてもらう。
この2つが合わさることで、1分で伝わる話し方や文章ができるというわけです。わかりやすいですよね!
以上が、本書を読んでの一番の気づきです。
読んで変わったこと

本書を読んで変わった点は、例え話を多く用いて右脳を刺激し、相手にイメージさせるというところ。
これは大きな変化でした。
理解してもらうだけでなく、相手に行動させることが最終的なゴールなんですよね。
そのためには論理を説明するだけでは不十分。
相手に想像させるところまで持っていくことで、初めて行動に移してもらえるんです。
本書での一番の収穫は「右脳を刺激すること」であり、今後はそこも意識していきたいと考えています。
こんな人におすすめ
本書がおすすめなのは、こんな人です。
- 伝え方がわからない人
- 話がうまく伝わらない人
- 自分の考えがうまくまとまらない人
話すことや文章を書くことは、ある程度訓練が必要だとは思います。
でも、まずはこの**「結論→根拠→例え」というフレームワーク**に当てはめることで、ある程度わかりやすく、伝わりやすい文章になります。
だからこそ、おすすめなんです。
まとめ

いかがでしたか?
今回は伊藤羊一さんの『1分で話せ』の読書感想をお届けしました。
個人的には、以前からPREP法を意識して相手に伝えたりしていたので、特別新しい内容とは感じませんでした。
でも、右脳を刺激する点においては不十分だったので、とても参考になりました。
仕事で企画を通したり、営業する場合にも、このフレームワークは使えます。ぜひ一度、試してみてくださいね。
あなたの「伝える力」が、きっと変わるはずです!