ブログを書こうと思っても、なぜか手が動かない。 論文を読もうとしても、頭に入ってこない。
「今日はやる気が出ないな…」
そんな日、私はついショート動画を見て時間を潰してしまいます。
ダメだとわかっていても、スマホに手が伸びてしまう。本当に時間がもったいない。でも、やめられない弱い自分がいる。
「作業興奮」以外に、やる気を引き出す方法はないのだろうか?
そんな疑問を抱えながら、星渉さんの『神モチベーション』を手に取りました。
管理人について
私は17年目の理学療法士です。
読書と運動を5年以上継続していて、読書で学んだことや論文の内容をブログでまとめています。
今回は『神モチベーション』の中から、やる気を出す方法に焦点を絞って解説します。
この記事でわかること
- やる気の正体がわかる
- やる気を出す努力が要らなくなる
- 勝手に行動するようになる仕組み
結論を先に伝えると、「未来と今の自分のギャップを利用する」ということです。
気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
この本を読もうと思った背景

朝から論文を読んでいたときのこと。
「なんかやる気が出ないな…」
「読む気がしないな…」
「頭に入らない…」
そんなモヤモヤした気持ちに襲われました。
だったら論文を読む作業を中断して、やる気を出す方法を学んじゃえ!と思い立ち、本書を手に取ったのです。
個人的には、やる気というのは存在せず、作業や行動を起こすことで後から付いてくるものだと考えています。
これを「作業興奮」といいます。だから「とりあえずやってみる」が私のスタンスでした。
でも今回は、この「作業興奮」以外にもやる気を高める方法があるのか知りたいと思い、読んでみることにしました。
本の概要(ざっくりと)

著者:星渉さん
株式会社Rising Star代表取締役。起業してわずか5年間で、講演会や勉強会に1万2000人以上が参加。
ゼロの状態から起業する経営者の月収を、6ヶ月以内に最低100万円以上にする達成率は、なんと**91.3%**という驚異的な数字を誇ります。
代表的なベストセラーに『神メンタル』『神トーーク』があり、累計40万部を超えています。
本書の構成
- はじめに
- 第1章:人生はやる気が9割
- 第2章:永遠に続くやる気の作り方
- 第3章:嫌われるくらい「やる気」が止まらない
- 第4章:世界一カンタンに自分を変える方法
- 最終章:すぐにできる!「やる気の壁」突破トレーニング
- おわりに
個人的には、ギャップモチベーションの正体とギャップを作り出す方法が知りたくて、そのあたりを中心に読みました。
気になる方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
心に刺さったポイント

私が特に頭に残ったのは、次の3つです。
- ギャップモチベーションとは
- ギャップモチベーションを作る方法
- 自分設定とは
以下、詳しく解説していきます。
ギャップモチベーションとは?
今回、私が最も注目したのは、この**「ギャップモチベーション」**です。
ギャップモチベーションとは、現在の自分と未来の自分(なりたい自分)のギャップを使って、やる気を上げる方法のこと。
- なりたい自分を強くイメージすることで、モチベーションが湧く
- なりたい自分と比べたときに、今の自分には何が足りないのかがわかり、それがモチベーションを高める
- 未来のなりたい自分を強くイメージできていないと、うまくやる気を引き出せない
私の場合なら、「ブログなどネットから副収入を得て、本業以外にも収入がほしい。そして、自由な時間がほしい」という願望があります。
そのためには、ブログで稼げるようにならなければならないし、ブログだけでなく動画にも挑戦したり、あらゆることにチャレンジしなければなりません。
これが原動力になるのだと、本書を読んで気づきました。
今までのやる気本と違うのは、「ギャップを利用する」という点です。
確かに、なりたい自分や夢を叶えるというのは、やる気を起こさせる強力な燃料になる。一つ、大きな学びを得ました。
ギャップモチベーションを作る方法
先ほど少し触れましたが、自分の未来(なりたい自分)を強く意識して、イメージできるようになることが大切です。
そのためには、次のような問いかけを自分にしてみましょう。
- どんな場所で生活している?
- どんな言葉をかけられている?
- どんな服装をしている?
- どんな生活をしている?
- どんな仲間と一緒?
こんな感じで、イメージが鮮明に浮かぶまで繰り返します。
また、本書では未来の自分を具体的にイメージするために、スマホの待ち受け画面になりたい自分の画像を貼るのも良いとのこと。
今の時代なら、AIを使って自分の思い描いた未来の画像を作るのもいいかもしれません。
つまり、自分がなりたいイメージを鮮明に思い描けるなら、どんな方法でもいいのです。
さらに、本書では過去の記憶も大事だと書かれています。
挑戦して失敗した過去があるからこそ、今の生活や行動を修正することが可能になる。未来の自分をより鮮明にイメージするヒントにもなるのです。
つまり、
- 未来の自分を鮮明にイメージする
- そのために、今の自分に何が足りないのか考える
- とにかく挑戦したり、失敗を増やすことで、自分の行動を修正する手がかりにする
こんな流れですね。
自分設定とは
自分設定とは、「自分はこういうルーティンを持った人」というのを設定することです。
私を例にするなら、
私の設定
- 毎日朝5時半に起きて瞑想する
- 1時間ほど勉強やブログ作業をする
- 職場に早めに到着して、30分ほど自分の時間を作る
- 仕事から帰宅したら、すぐに筋トレに取りかかる
こんな感じで、自分を設定するのです。
目標とする自分の行動を設定することで習慣化し、努力ややる気に頼らないで行動することができるようになります。
ただし、初めのうちは習慣化するまでに大変な気もします。
ある研究によると、習慣化するには約60日ほどかかるらしい。
一度にすべての行動を変えることは難しいので、朝いつもより10分早く起きるとか、腕立て伏せを10回だけやってみるとか、目標を小さいものに分解して続けていくことが大事だと書かれていました。
とにかく、いつもの自分から1つだけでも行動を変えて、自分設定を更新していくのがいいのかもしれません。
以上が、本書を読んでの一番の気づきです。
読んでよかった?変化はあった?
本書を読んで変わった点は、未来のなりたい自分を、もっと具体的にイメージすることが必要だと気づいたことです。
正直、私にはそのイメージが足りませんでした。
「自由な時間」というのが大事な価値観であり、達成したいところ。
そのために、AIでなりたい自分の画像を作成してみるのも大事だと感じました。
実際に、パソコンの画面をなりたい自分の画像に変えてみようと思います。画像が完成したら、このブログにも載せたいですね。
こんな人におすすめ
本書がおすすめなのは、
- やる気が出ない人
- 毎日ショート動画を見てしまう人
- 10年後は少しでも良い未来にしたいと思う人
以上の人には、参考になるかと思います。
大抵の人は、「10年後は給料が上がったらいいな〜」と漠然とした希望を持っているかもしれません。
でも実際は、10年後もそこまで給料は上がらないし、生活も今と大差はない。
**だからこそ、今から何か1つでも変えることを、できるところから始めていきたい。**私もそう思います。
まとめ

いかがでしたか?
今回は『神モチベーション』の読書感想をお届けしました。
やる気は「とりあえず始めるからこそ起きるもの」だと思っていましたが、未来のなりたい自分を想像することで、自然に湧いてくるものだと気づきました。
自分がなりたい未来の姿をイメージできる人って、ほとんどいないと思います。
だからこそ、鮮明にイメージすることで、なりたい自分に近づく努力が自然とできるようになるのではないか。
本書からそんな学びを得ました。
気になる方は、ぜひ手に取ってみてください。