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- どうしても他人と比べてしまい辛い
- 中間管理職になったものの仕事がつまらない
- 他にやるべきことはないか？今の行動であってるのか？
そんなことを考えながらTSUTAYAを歩き、目に止まった本が本書「メタ思考」です。
メタ思考を身につけることは少しでも楽に生きるために必要です。
なぜなら、会社などの小さい枠の中に囚われているから。これでは10年後も同じままです。
管理人について
私は17年目の理学療法士で、糖尿病療養指導士の資格も保持。
運動は5年以上継続し、さらに糖質制限も3ヶ月続けています。
自分の体の変化について発信しています。
この記事では「メタ思考」を読んだわたしが、メタ思考とは何か？具体例を交えながらレビューしています。
この記事を読むことで、メタ思考とは何かがわかります。そして、仕事や私生活の中で活かすにはどうすれば良いのかヒントになるはずです。
結論を先に伝えると、メタ思考を実践することで俯瞰して物事を捉えることができるようになり、少し楽に生きられると考えています。
個人的な解釈も加わるので参考程度に読んでください。
メタ思考とは？わかりやすく説明
メタ思考とは小さい枠の中で考えるのではなく、大きい枠の中で考え直すことをいいます。
おそらくメタ認知と似ているのだとは思いますが、自分の性格、行動、考え方などを客観的にみる能力のこと。
具体例として、わたしを挙げると、わたしは地方の病院で勤めています。
- 少しでも役職を上げたい
- 同期よりも出世したり上司に認められたい
- 上司の前でだけうまくやっている人を疎ましい
本音は上記のような承認欲求があります。
また自分の価値観を他人に押し付けてしまっている気もします。
ブログに書いて客観視すると、結構ひどい人間だな私（泣）
メタ思考を使うと、まずこの病院にこだわるのではなく、他の病院の同世代の理学療法士はどうなのか？もっと活躍してすごい人ばかりじゃないか。
地域全体の医療を考えると、職場内の出世争いって小さなことなんじゃないの？
こんな感じで自分が悩んだり疎ましく思う感情が馬鹿らしくなってきます。
つまり、メタ思考を身につけたり、少しでも意識できるよになると楽に生きることが出来たり、人生自体も楽しいものになる思考法だとわたしは感じました。
わたし自身読了しましたが、まだメタ思考を身につけられてはいません。これから訓練が必要です。
メタ思考を身につけるために
わたしが個人的にためになった点を挙げていきます。
- 外の世界に出る
- 自分や自社を主語にした観点からできるだけ離れてみる
- 法律に則ったうえで社会に貢献する
上記３つです。
外の世界に出る
外の世界とは今いる会社以外の世界というとわかりやすいかもしれません。
わたしは病院のリハビリですから、「自治体と協力している地域での体力測定」、「訪問リハビリによる他の事業所の方と接する」、「学会に参加して他の理学療法士と接点を作る」などですかね。
もしくはリハビリの世界だけに固執するのではなく、「ブログのようなネットビジネス」、「アウトドアが好きな人とつながる」なども全く違う人と繋がれるので視野が広がりそうです。
外の世界は、とにかく今いる苦しいと感じる世界から、離れた世界に移動することだと解釈しています。
わたしは現在勤めているリハビリ科で息苦しく感じることが増えました。
リハビリという仕事が嫌いなのでは？と自問自答することも多い。
ですが先日、他の病院の理学療法士の方と集まって話したりする機会があったのですが、とても楽しくリハビリの話が出来ました。
ずっと同じ場所にいると気持ちも落ち込んでいきますが、少しだけ今と違う場所に足を運ぶだけでも、毎日悩んでいたことが楽になるように感じました。
40代はわたしと同じような悩みも多いハズ。
つまり、移動していつもとは少し違った環境が自分を救うことになる
自分や自社を主語にした観点からできるだけ離れてみる
最近は収益を上げるためだけに働いている感じがします。
ミーティングに参加しても、どうしたら患者を多くこなせるか？取りこぼしなく回れるか？そんな話ばかりです。
つまり主語が自分たちや病院になっているんですよね。
どうしたらこの患者は良くなる？そんな話はミーティングの中ではありません。
でもうちの病院では、収益だけのために話し合うミーティングをする人が上司から認められる傾向にあります。
正直やってられないし、もう少し患者のことを考えてほしい。毎回収益を上げるためだけのミーティングはうんざり。
ちょっと愚痴になりました（笑）
大事なのは、「A案を行うと患者が良くなるのでは？」「B案を行うと患者だけでなく家族も助かるのでは？」この視点が大事だと書かれています。
この案は自分たちや会社のための案なのか？それともクライアントのための案なのか？ わたしがもやもやして言語化出来ていない部分でしたのでスッキリしました。
自分や会社が主語にならないように仕事をする！
法律に則ったうえで社会に貢献する
当たり前なのですが法律は守らねばなりません。
しかし、どの職種にも当てはまると思いますが、法律を犯してまで収益を上げようとする行為が多々あります。
これは病院も同じです。
詳しくは書きませんが、当院のリハビリでも法律を守らずに働いている方がいます。
法律を守らない行為はリハビリする以前に、人としてどうなの？って思うところがありますが、収益に囚われると法も犯します。
個人的には法律を守りながら働いていますが、法を守らない人が多く、守らない人が多く稼げてしまう現状が心をすり減らします。
内部告発しない限り見つからないので、無法地帯の職場もあるらしい。
本書を読んだときに、「法律に則ったうえで社会に貢献する」と書いてあったときに心が救われました。
本業だけでなく、その他のビジネスに関わることがあった場合は、法律に則ったうえで社会貢献できるように気を引き締めたいと思いました。
どんな人におすすめか？
本書を読んでおすすめだと感じる人は、
- 今の仕事がつまらない人
- 今の職場に人生を預けたくない人
- 転職を考えている人
- 今の職場にはいなきゃない、でもストレスからは開放されたい
上記の人にはおすすめになります。
特にいろいろな個人的理由によって、今の職場を離れられない人も多いと思います。
職場を変えられない人は、本書を読むことで少しだけでも気持ちが楽になるように感じます。
実際にわたしも気持ちが楽になりました。嫌いな上司の前でも普通に接しています（笑）
ちょっと思考を変えただけでも効果はあるので、上記に当てはまる人は手にとって見てください。
メタ思考をわかりやすく：まとめ
いかがだったでしょうか？
メタ思考とは今よりも大きな枠で考え直すことでした。
そして、自分自身を客観的に捉える考え方だとわかりました。
個人的にはずっと今の職場にいるので、外の世界を見てみたいと思うのが一つ。
法律を守るのは当たり前として、自分や会社を主語にした仕事や、他者との関わり方は見直してみることを学びました。
悪い言い方をすれば、「自己中心的」な考えや行動になりがちな自分がいます。
メタ思考、メタ認知を意識してクライアント・患者さんのことを考えた関わりができるよう今後も意識していきたいですね。
本書「メタ思考」が気になった方はぜひ参考にしてください。
