40代からの読書

後悔は無駄じゃない?『THE POWER OF REGRET』を読んで得た気づきと感想

※本記事はPRリンクが含まれています。

  • 「後悔しない人生を歩むんだ」
  • 「後悔するだけムダだ。前だけを見ていこうぜ」
  • 「後悔はネガティブになるんだよね。だから考えないようにしている」


こうした悩みや考えは、誰にでもあると思います。

できるなら後悔しない人生を歩みたい。

でも、全く後悔のない人生なんて正直ありえないと感じるわけです。

むしろ「後悔しない」ということは、成長の機会を失っているのかもしれません。

管理人について

私は17年目の理学療法士で、糖尿病療養指導士の資格も保持しています。

運動・朝活・読書を5年以上継続しています。

本や論文で得た知識を生活に活かし、自分の体の変化について発信しています。


この記事では、『THE POWER OF REGRET』を読んだ私が「後悔は決してネガティブなものではなく、むしろ成長のもとになる」という気づきを共有します。

この記事を読むことでわかることは以下の3つです。

  1. 後悔は人を成長させる
  2. 人の後悔には4つの根っこがある
  3. 効果的な対策方法がわかる


結論から言うと、後悔は人間を人間らしくする感情です。

後悔の原因となる「根っこ」を知れば、これからの行動を変えていくことができます。

この本を読もうと思った背景

私が本書『THE POWER OF REGRET』を読もうと思ったのは、正直「後悔ばかりの連続」だからです。

たとえば、

  • もっと早く読書を始めていればよかった
  • 20代でもっとリハビリの勉強をしておけばよかった
  • お金の知識もつければよかった


こんなふうに後悔しています。

40代になった今でも、20代のときに趣味に没頭しすぎたことを悔やんでいます。

もちろん楽しかったですが、正直「若いうちにやっておけばよかったこと」を逃してしまった気がします。

だからこそ、本書を通じて「後悔とどう向き合うのか」を学びたかったのです。

本の概要(ざっくりと)

著者について

著者は ダニエル・ピンク
ノースウェスタン大学卒業後、イェール大学ロースクールを修了。アメリカ上院議員の経済政策担当補佐官を務め、クリントン政権下ではロバート・ライシュ労働長官やゴア副大統領のスピーチライターを務めました。

主なベストセラーに、

  • 『ハイ・コンセプト』
  • 『モチベーション3.0』
  • 『人を動かす、新たな3原則』
    などがあります。

本書の構成

本書は大きく3部構成です。

  • PART1:後悔の名誉回復
  • PART2:後悔という感情の正体
  • PART3:後悔とどのように向き合うか

PART1

後悔は落ち込みを生むが、未来の行動を変える後押しにもなる。

研究論文をもとに「後悔は決して悪いことではない」と解説されています。

PART2

後悔には4つの根っこがあります。

  • 基盤(教育・健康・お金など)
  • 勇気(行動しなかったこと)
  • 道徳(なぜあんなことをしてしまったのか)
  • つながり(人間関係の喪失など)

この4つは、研究やアンケート調査でも非常に多いことが示されています。

PART3

具体的な対処法が紹介されています。

  • セルフディスクロージャー(自分の後悔を言葉にする)
  • セルフコンパッション(自分に優しくする)
  • セルフディスタンシング(俯瞰して自分を見る)

後悔を力に変えるための実践的なテクニックです。

心に刺さったポイント

基盤の後悔

私にとって大きいのは「勉強」と「お金」

20代に勉強や読書をしてこなかったのは本当に悔やまれます。

今は読書を習慣にし、学びをノートにまとめることで定着させています。

お金についても投資をもっと早く始めていればと思います。今は少しずつ実践し、成長につなげています。

勇気の後悔

「もしあのときやっていれば…」という思いです。

例えば転職、海外旅行、大きなプロジェクトへの挑戦。

私は楽な選択ばかりして後悔しました。

だから今は「やらないで後悔するより、やって後悔しよう」と考えています。

つながりの後悔

大学時代や地元の友人と疎遠になったことを悔やんでいます。

最近は勇気を出して連絡を取り、実際に再会できました。

想像以上に楽しく、「つながりを取り戻すことは価値がある」と実感しました。

セルフ・コンパッション

自分を責めすぎないこと。

後悔しても「いい面」に目を向けることが大切だと学びました。

過去を責めるのではなく、受け入れて次の行動に活かす

それが成長につながります。

読んでよかった?変化はあった?

この本を読んでから、

  • 勉強・運動・食事など生活習慣を意識して継続できている
  • 10年以上会っていなかった友人と再会できた
  • 将来的な挑戦(理事への立候補など)を決意できた


といった行動の変化がありました。

特に「人とのつながりを取り戻す」行動は大きな成果でした。

連絡するのは勇気が必要でしたが、再会して本当に良かったと思っています。

こんな人におすすめ

  • 友達と疎遠になっている人
  • 後悔の原因を知りたい人
  • 後悔を成長のエネルギーに変えたい人


私自身、20代の過ごし方を後悔していますが、その後悔を原動力に変えて勉強や挑戦を続けています。

後悔している人にはぜひ読んでほしい一冊です。

まとめ

いかがでしたか?

『THE POWER OF REGRET』は、後悔した過去がある人ほど価値のある本です。

  1. 自分が何に後悔してきたのかを具体化する
  2. 自分に優しく理解する
  3. 同じことを繰り返さないように行動する


やることはシンプルですが、それを実践できる人は少数です。

私も友人と10年ぶりに会いましたが、とても良い経験でした。

まずは小さな一歩から始めてみませんか?

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